とりたちは、ファンが

うたっているのをきいて、おもいました。

ぼくたちの ことばが わかるのかな?

しばらくすると、とりのうたと、ファンのうたが ひとつになりました。

それは、ささやかな うたの がっしょう。

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アナは ファンをしったとき、かんじました。

わたしの しんぞうの おと、まるで おどっているみたい。

そして、おもいました。ファンの しんぞうも

おどっているのかな?

いつのまにか、きこうとしていたことは わすれてしまいました。

けれど、ふたりは なんども おなじうたで おどりました。

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お父さんとお母さんは、ファンをみても

なにも ききません。みているだけで いいのです。

お母さんは いいます。もう、いちにんまえね。

すると、お父さんは こたえます。そうだね。