アントニ・ガウディ
2021年9月13日
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原題Antoni Gaudí
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発行年2015年
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出版社カランドラカ社 (Kalandraka)
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その他カランドラカ社主催、第7回コンポステーラ国際絵本賞特別賞受賞
本書について
アントニ・ガウディの伝記絵本。ガウディは自然に親しみ、ひらめき、そしてたくさんの素晴らしい作品を生みだしました。すべての作品は、自然への関心と観察が源になっています。
この絵本では、彼の作品の最高傑作であるサグラダ・ファミリアは、植物で描かれています。淡々とストーリーは展開していくのですが、ガウディを愛するスペイン人だからこそ、きらびやかな装飾をつけた絵本にはしたくなかったのかもしれません。
自然色で描かれたガウディへのオマージュをささげた絵本です。
作者について
文・絵:ダリア・アディリョン (Dàlia Adillon)
スペインのバルセロナ大学で美術を専攻。イラストレーターとして、スペインやイタリアで活躍し、現在は、バルセロナ在住。
2014年 『かなわぬ恋(Amor Imposible)』で、第5回イベロアメリカイラストレーションカタログに選定
2014年 『アントニ・ガウディ(Antoni Gaudí)』で、第7回コンポステーラ国際絵本賞特別賞を受賞。
2014年 『はだかの王さま(El Nuevo traje del emperador)』で、第2回アピラ・プリメーラ・インプレシオン賞最優秀賞受賞
おはなしのいちぶ
アントニは からだがよわかったので
ながいあいだ 家のなかで すごしました。
家のなかで、さんぽで ひろってきた こまごましたものを
じっと みつめながら じかんをすごしていました。
………
けれど、なかでも いちばんゆうめいな作品は…
…ながい年月、愛情をたっぷりそそぎ、
手をかけてきた…
サグラダ・ファミリア聖堂です。