母の友2月号
2021年9月14日
読んであげるお話のページ
キツネとコンドルーアンデスの昔話
文:星野由美
画:早川純子
発行年:2021年2月号 出版社:福音館書店
アンデスの昔ばなし『キツネとコンドル』が、福音館書店さん2月号に掲載となりました。
「キツネとコンドル」は、アンデスの栽培植物の起源のお話です。ペルー、チリ、ボリビア、アルゼンチンなど、国によってさまざまなバージョンのお話があります。本来、キツネは臆病で利口もの、勘のよい夜行性のすばしこい動物ですが、寓話の世界では善と悪を象徴するキャラクターとして登場します。おおよその物語の中でキツネは悪の象徴、相手となる動物が善となることが多いようです。
今回は、「天の神」とも言われるコンドルと、大食いで食い意地のはったキツネのお話です。絵は、早川純子さん。味わいのあるキツネとコンドル、素晴らしいです。文献をあたりながらの長い時間がかかる作業でしたが、アマゾンとアンデスのお話を楽しんでいただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。