ティーとカメレオン ふたりはいつだっていっしょ
2025年10月23日

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タイトルティーとカメレオン ふたりはいつだっていっしょ
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原題Tea y Camaleón son hermanos
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原案鹿島孝一郎
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訳星野由美
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文マリア・ホセ・フェラーダ
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絵鹿島孝一郎
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発行年2025年
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出版社実業之日本社
絵本『ティーとカメレオン ふたりはいつだっていっしょ』が、実業之日本社さんより、10月23日に発売となりました。
特設サイトもつくっていただいています。どうぞよろしくお願いいたします。
内容紹介(実業之日本社より)
カメレオンの着ぐるみを着た女の子「ティー」と、その弟「カメレオン」が織りなす、ちょっと不思議で、とびきりやさしい日常のお話。
自由な発想で広がるティーの世界は、弟のカメレオンをやさしく包みこみ、読者の心にもあたたかな灯をともします。
どこか夢のような風景、見たことのない乗り物や道具、個性豊かなキャラクターたち。ページをめくるたびに新しい発見と小さな幸せが待っています。
本書は「こうちゃぐもの おはなし」「おばけなんていないよ」「おんがくかい」の3つのお話で構成され、それぞれの物語の中でティーがカメレオンに世界の面白さや大切なことを教えてあげる展開になっています。
きょうだいで過ごす何気ない日々のかけがえのなさ、ふとした出来事の中にある幸せに気づかせてくれる、そんな絵本です。
子どもはもちろん、大人の心にもやさしく寄り添ってくれる一冊として、幅広い世代におすすめします。
2017年、イタリア・ボローニャで開催された「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で、スペインの出版社 A buen paso の編集者との出会いをきっかけに生まれたこの作品。 チリの詩人との国際的なコラボレーションにより、スペイン語で制作され、1年かけて丁寧に作られました。
そして、ついに、念願の日本語版が刊行されます。
海を越えて生まれたこのやさしい物語が、いま、日本の読者の手元に届きます。どうぞ、ティーとカメレオンの世界をのぞいてみてください。


鹿島考一郎さんが制作した『ティーとカメレオン』のアニメーション。
素敵です!
翻訳を担当して
鹿島さんの徹底した素敵な絵の世界観がスペイン語で綴られたテキストを、日本語でどのように伝えしていくのかについては、私にとって大きなチャレンジでしたが、ご縁を頂きましたことを心から感謝しております。
翻訳はわりと孤独な作業ですけれど、今回は一緒に進んでいる感じがしてとても楽しかったのです。もちろんオリジナルの作品の素晴らしさがあってこそではあるかと思うのですが、私が関わらせていただいた翻訳というパーツについて、「日本語で新たに語り直された物語」と言っていただけたのは最高の贈り物でした。
一杯のお茶からはじまる、ちいさな冒険。やさしくてあまくて、どこかせつない、ティーとカメレオンの物語へようこそ。
ゆらゆら ゆれているのは ふね?
ひらひら まう はっぱ?
